福島に誇りをもち 多様な他者と協働しながら持続可能な社会を創る子どもの育成に向けて
福島県小学校長会は、会員の職能の向上と小学校教育の充実刷新を図り、本県教育の進展に寄与することを目的として取り組んでいます。目的を達成するために、会長をはじめとする役員(副会長、監事、常任理事、各支会理事)、事務局員(事務局長・事務局次長、各部長・副部長・幹事、事務局)を組織し、推進して参ります。そして、支会長を中心とした15支会の活動、部長を中心とした各部(総務部、経理部、行財政部、研究部、生徒指導部、広報部)の活動が、縦横に連携することで、より深みのある効果的な活動を実現します。
「学校は復興の最大の拠点」の信念の下、東日本大震災及び原子力災害からの教育機能の回復・充実に取り組んできました。未だに帰還がかなっていなかった双葉町でも、令和10年度に町内での学校教育を再開することになり、地元での学びに光が見え始めました。しかしながら、帰還しても児童生徒の極少化等による統廃合が進むなど、新たな課題も顕在化しています。県小学校長会としては、今後も被災地に心を寄せ、その支援に積極的に取り組んで参ります。
また、第7次福島県総合教育計画にも示されているように、子どもたち一人一人の多様な幸せと社会全体の幸せであるWell-beingを実現するために、私たち校長は新しい時代に求められる資質・能力を育成し、生涯にわたって主体的に学び、多様な価値観を尊重しながら持続可能な社会を創る子どもを育てていく必要があります。さらには、学力向上、ICT環境の有効な活用、教員の人材育成・人材確保、働き方改革の更なる推進など、様々な課題にも全力で取り組んで参ります。
各支会、各部の取組の成果や課題を共有するとともに、校長会全会員の英知を結集し、組織としての機能を発揮していく必要があります。そのために、平成25年度に、県小学校長会HPを開設しました。今後も情報発信を充実させ、さらに発展させて参ります。
(令和7年5月吉日)